病気になってしまった!あなたはどちらへ行く?
突然ですがあなたは手術をしなければ
助からない難病にかかってしまいました。
で、病院で手術を
受けなければならないのですが、
探してみたところ
2つの病院しかありません。
どちらを選びますか?
A病院:成功率95%の手術をします!
B病院:20人に1人が死ぬ可能性があります!
言葉は使い方ひとつで印象が変わる
さて、普通に考えれば簡単に
分かるとは思うのですが。
実はこの2つの病院、
どちらも成功率は同じなんですね。
なのに、何故かBの病院のほうが
アブナい感じがしませんか?^^;
これは「フレーミング効果」といい、
人はこんなにも簡単な言い換え一つで
受ける印象を変えてしまうんですね。
こんな実験があります。
ツヴァイクは、
情報の提示のされ方によって
解釈のされ方が異なること──
すなわち「フレーミング効果」について、
時間をかけて説明しています。
それに関する驚きの例の1つが、
数字をパーセンテージで示す場合と
絶対数で示す場合の違いですね。
ツヴァイクによれば、
「10%」と「10人中1人」といった
微妙な表記の違いでも、
読む人は異なる反応を示すそうです。
そして例としてこのような実験を挙げています。
それは精神科医に、
このような患者を
退院させるかと尋ねる実験で、
「6カ月以内に暴力行為を
起こす確率が20%の患者」
に対して、退院させると答えた
精神科医は79%でしたが、
「100件中20件の割合で6カ月以内に
暴力行為を起こすような患者」
という表現にすると、退院させると
答えたのは59%になったという。
また別の実験では、
「罹患した人1万人中1286人が死亡するガン」
のほうが 、「死亡率12.86%のガン」よりも
危険性を32%高く感じるという結果が出ています。
この違いは、
人数で示したほうが
人としての現実味を
感じさせることからくるんですね!
「2%の確率で不運に見舞われる」
と聞くと人は低く感じてしまうものですが、
「100人中2人が被害に遭う」
と聞くと脳は実在する2人の人が
ケガをすることを想像してしまうとのこと。
つまるところ、
あなたの紹介するものを説明するときの数字は、
絶対数のほうが効果が大だってことですね!
実数には無意識に人の脳を働かせるパワーがあり、
パーセンテージ表記には人に考えさせないパワーがある。
要するに、
ポジティブなこと:実数をつかう
ネガティブなこと:パーセンテージをつかう
こうすることによって、
無意識にあなたの言葉の
説得力を上げることができるんです。
だからこそ、あなたの無料レポートタイトルや
ブログ・広告の数字にもこの法則を試して見てください。
ちなみに、このテクニックは
「脳科学マーケティング100の心理技術」
という著書に書かれています。
僕も購入したんですが、
なるほどすぐにでも使えるテクニックが
たくさん載っていて
割と実用的ですよ。
是非とも読んでみることをお勧めします。